gradle-bintray-plugin は現在、 Gradle module metadata のアップロードに対応していません。

https://github.com/bintray/gradle-bintray-plugin/issues/229

この issue 上で workaround がいくつか議論されていますが、私は maven-publish を利用する事にしました。 BintrayUploadTask に依存していると、 Kotlin Multiplatform Library 開発において後から build target を追加する際、追加したはずの build target の artifact をアップロードしてくれない、という別の問題も抱えていたためです。

公式の対応を待ちたいですが、 pull requestも放置気味なので、やむを得ず gradle-bintray-plugin に依存せずに maven-publish を利用するようにしました。

これで後から build target を追加した際も ./gradlew publish で Bintray に公開する事ができ、 Kotlin Multiplatform Library 利用者も kotlinMultiplatform artifact のみを dependencies に記述する( Kotlin Multiplatform Project の場合は commonMain の dependencies に記述する )だけで、後は Gradle が Gradle module metadata を参照しつつ、利用先のアプリケーションの build target に合わせて依存解決してくれるようになります。